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偽りを越えて【黒バス】

第4章 喧嘩


美風side

私達は只今屋上にいる。

そして…サボってます。

「サボったの初めて」

黒「僕もです」

え?

じゃあこの人は初めてのことをさらりと私に誘ったってわけ?

「……クスッ」

黒「…あ」

「え」

黒「相田さん、笑いましたね」

「あ……」

黒「…やっぱり笑ったほうが似合いますよ」

「………………」

前に…お姉ちゃんにも言われたっけ…。

『美風、笑わなくなったわね。私としては、あんたは笑ったほうがいいわよ』

って。(書いてなくてスミマセン)

けど…どうしても…なかなかうまく笑えないんだ。

今だって笑ったうちに入るかわからないくらいだもの。

…なんで…立ち直れないんだろう…。

やっぱり……バスケから…離れたから?

黒「…相田さん」

……!

「…なに?」

黒「…日向先輩や伊月先輩に聞きました」

「日向さんや…伊月さんに?」

黒「…相田さんがバスケがすごくて…雑誌にも載ったこと」

「……………」

黒「相田さんが…なぜ…バスケから離れたのかは…わかりません。けど」

「…けど?」

黒「相田さんは…バスケを忘れられないんでしょう?」

「……………」

図星だ。

黒「…もう一度聞きます。




バスケ部に来ませんか?」





「………うん」
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