第4章 喧嘩
視点が交差します。
リコside
リ「イタタタ…」
日「大丈夫か?」
リ「ええ…大丈夫よ…」
…………。
伊「美風達戻ってくるかな?」
リ「…」
日「とにかくもう少しでチャイムがなる。一旦教室に戻ろう」
リ「ええ…」
実際あと数分だった。
危なかったわね。
けど……。
『私のことなんか何も知らないくせに!!知ったような顔しないでよ!!!!!』
…私は…美風のなにを知ってるんだろう…。
美風side
黒「少しは落ち着きましたか?」
「…うん」
黒「次の時間サボりませんか?」
「…え」
黒子君がそんなこと言い出すとは…。
黒「ダメですか?」
「…わかったわよ」
…全く。
お姉ちゃんの言葉が蘇る。
『あんたもいい加減立ち直りなさいよ!!いつまでもウジウジしていられると迷惑なのよ!!』
……私は…どうして立ち直れないんだろう…。