第4章 喧嘩
黒子side
黒「相田さん!!」
日伊「美風!!」
「僕が行きます!!」
僕は思わず追いかけた。
相田さんはどんどん走っていきます。
黒「相田さん!!待ってください相田さん!!」
帝光中学バスケ部の元レギュラーは伊達じゃなく、すぐに追い付いて腕を掴みましだ。
黒「相田さん!!落ち着いてください相田さん!!」
「いやっ!!私に構わないで!!」
相田さんは僕の手を払おうともがくので、僕は相田さんの前に回って肩を押さえることにしました。
「離してよ…!黒子君…!!」
黒「嫌です。落ち着くまでは…離しません」
「余計なお世話だよ…!」
黒「…屋上に行きませんか?」
さすがに今カントクと会わせるのは酷でしょうから、僕は屋上に誘ってみました。
「……うん」
相田さんは案外あっさりと承諾した。
屋上は風が強く、相田さんの髪がなびいて、一層綺麗にみえました。