• テキストサイズ

偽りを越えて【黒バス】

第4章 喧嘩


10分以上のもはや舌戦が続いた。

気がつけば、私のお姉ちゃんの周りには、日向さんと伊月さんと黒子君となぜか火神君しかいなかった。

みんな手をこまねいている。

私は怒りに身を任せながらも、あることと格闘していた。

それは、[ある言葉]を言わないようにすること。

わずかに切れ残った堪忍袋の緒、いわゆる理性がそれを可能にしていた。

けれど、もう限界に近かった。

そして完全に切れたのは、

リ「あんたもいい加減に立ち直りなさいよ!!いつまでもウジウジしていられると迷惑なのよ!!」

というお姉ちゃんの言葉を聞いたとき。

「煩い煩い煩い!!私のことなんかなにも知らないくせに!!知ったような顔しないでよ!!!!!」

お姉ちゃんは目を見開いて――――――。

バシッ

私は左頬に痛みが走った。

私はバランスを崩してよろけた。









なに?














なんなの?
















頭が真っ白になり、私はお姉ちゃんを思い切り突き飛ばした。

ガタンとお姉ちゃんが倒れるのも、

黒「相田さん!!」

日伊「美風!!」

と呼ぶ声も気にせず、私は教室を飛び出した。
/ 30ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp