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偽りの歌姫 《ツイステ》

第8章 聖夜ナイトメア




***


「ったく、まだかよあいつら…」

「仕方ないっすよレオナさん、女性の支度は待つのが男だって婆ちゃん言ってたっスよ」


鏡の間で待つ男性陣とユウ。
ユウは男装ということで他の奴らと同じくタキシードを着ていた。


「ふなぁ~…オレ様は腹減ったんだゾ~」

「多分もうすぐ来るはずだから…」

「待たせたわね。」


レオナはもちろんグリムまでイライラし始めた頃、ヴィルと共にルークとエペルも登場した。いつもキラキラしてるポムフィオーレ寮の生徒だがいつも以上のキラキラ具合にユウに至っては目を覆っていた。


「おっ!!来た来た!アイちゃんは?」

「ふふん、アタシの自信作よ。よく見なさいジャガイモ共!」


と、鏡の間のドアをルークに合図を出して開かせた。
開いたドアの向こうには・・・


「わぁ…アイちゃん綺麗…」


ユウが思わず女の子のようなキラキラした顔になった。
他の男性陣もいつもならもっと何か言うのに今日はとても静かだった。


「これは、フロイドは見れなくて残念ですね」

「えぇ…これは、売り込めば絶対利益になる美しさですね。」

「すっげ…姐さん別人みてぇ…」

「…いいんじゃねえか」

「アイちゃん…やばい…」


一番に興味を示していたラギーですら言葉を失うくらいだった。


『そ…そんなに?』

「うん!!アイちゃんめっちゃ綺麗!!」

「当然でしょう、アタシがドレスもメイクも仕立てたんだから。」


ヴィルがどや顔をしているあたしのドレス
薄紅色っぽいAラインのフォーマルドレスだが、肩回りがめっちゃ開いてて・・・すごく恥ずかしい・・・


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