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偽りの歌姫 《ツイステ》

第8章 聖夜ナイトメア




***


「絶ッッッ対嫌だ!!!!」


壮絶なじゃんけん大会の結果・・・
フロイドはずっとあたしから離れない・・・


「諦めなさいフロイド。じゃんけんで負けたお前が悪いではないですか」

「フロイドの代わりに僕とアズールがしっかりとアイさんをお守りしますので」

「それが一番いやだ!!もぉ~ウナギちゃ~ん」

『うるさい…負けたあんたが悪いんでしょ』


ご覧の通りフロイドはじゃんけんで負けてアズールとジェイドが勝ったのだ。他のメンツは・・・


「フン、まぁ退屈しのぎに行ってやるか」

「シシシッ!ただ飯にありつけるうえにフロイド君の邪魔なくアイちゃんと一緒にいられる…最高っスね」

「ってわけで、ユウに姐さんオレも一緒だからヨロシクな!!」

「うん、エースも一緒なら自分も安心できる」


レオナにラギー、エースと言ったユウ的にはいいメンツだけどあたし的には少し…いやかなり気がかりなメンツだった。あたしに明日はあるのだろうか…


「では、メンバーは決まりましたね。舞踏会の日程は1か月後。ではみなさんよろしくお願いしますね。」


と言って、学園長は一瞬にしていなくなってしまった。
あたしはいまだに引っ付いているウツボを引きはがそうとしていたら・・・・


「ちょっと、今からその子のドレスをしてるの。部外者は寮に戻りなさい」

「はぁ?ベタちゃん先輩ウザいんだけど?」

「なぁに?なら、また例の化粧水頼もうかしら。アズールに」


といった瞬間、なぜかフロイドの顔が強張った。
なにか化粧水なんかで嫌なことでもあるのだろうか・・・

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