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偽りの歌姫 《ツイステ》

第8章 聖夜ナイトメア



「なんと…こんなにもたくさんの生徒が参加してくれるとは…私感動で涙が…!!」

「何よ、せっかくアイと華やかなダンスパーティーを演出しようと思ったのに…」


学園長は大いに喜んでいたがもともと参加予定だったポムフィオーレ寮のヴィルは不満そうだった。涙をふく素振りを見せている学園長だが、しかし…と突然言葉を発した。


「さすがにこの人数は少し多いですね。あと5人に絞りましょう、そうすれば10人と丁度いいですね。あぁご心配なく、遠方には私がしっかりと伝えますので」


私優しいのでとか言ってるけど、それが学園長の仕事なのだから・・・と思って居ると、突然誰かに肩を抱かれた


「はいはーい!オレは参加ね~。オレウナギちゃんの彼氏だし」

『待て…いつから彼氏に…』

「ではフロイドが行くなら僕も」

「し…仕方ないですね。2人が行くなら僕も…仕方なくです!!」

「いや、行くなら俺だ。社交の場は多少は慣れてる。」

「んじゃオレも~。レオナさんのお守りも必要でしょうし!」

「監督生と姐さんには、世話になったからな。」

「いやいや、行くなら俺らっしょ。なんせオンボロ寮の監督生とマブっスから!」

「そうだな。そういう場は初めてだが…」

「僕がいく。寮生だけでは不安だからな」

「リドルが行くなら俺も行こう」

「あ、5人なら俺らハーツラビュルで行けばよくない?ちょうどいいし!」


と、全員のデッドヒートで講堂はもめにもめていた。
でもすでに行くことが決まっているあたし達は別の話でもちきりだった。


「エペル君も行くんだね」

「う、うん…ヴィルさんに言われて…社交の場に慣れろって…」

「私はもちろん毒の君のボディガードさ。もちろん君達の事もしっかりお守りしますよ。トリックスター、そしてマダム・歌姫」

「アイ、これが終わったらあたしの部屋に来なさい。身体のサイズ測るから。あなたにぴったりのドレスを仕立ててあげるわ」


平和的にポムフィオーレ寮の人達とそんな話をしていた。
他の生徒達が大じゃんけん大会を繰り広げている横でどんなドレスがいいかを話していた。


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