第2章 雄英高校 入学
麗「今日って式とかガイダンスだけかな??
先生ってどんな人だろうね。緊張するね〜。」
緑(ち、近い…!!)
少し興奮気味に緑谷に話しかけてくる麗日はどこかそわそわとして落ち着かない。
緑谷は、そうだね、と返答しようとして彼女の背後に転がる奇妙な物体を視界に捉えた。
ふと、そんな感想を抱いてしまい、すぐに頭の中でその認識を訂正する。
寝袋に身体をすっぽりと納めたまま、廊下に横たわり、こちらを見つめてくる男から目がそらせずにいると、彼ははっきりとした声を発した。
相「お友達ごっこしたいなら他所へ行け。
ここは…ヒーロー科だぞ。」
少し迫力のある言葉を発しながら、男はゼリー飲料のパックを胸元から取り出した。
ヂュッ!と男は一息でそれをペラッペラにした後、教室にもそもそと入ってきた。
呆然とする緑谷たちの前でようやく身体を起こし、寝袋から現れたのは、黒ずくめのコスチュームに、首元に黄色いゴーグルをかけたヒーロー風の男だった。
相「ハイ静かになるまで8秒かかりました。
時間は有限。君たちは合理性に欠くね。」