第2章 親友クロサキ
「前に、俺は恋愛嫌いって言ったけど、
女の子は好きなんですよ。」
眼鏡を外した黒崎君は、少し笑みを含めて淡々とよく話す。
その眼鏡のないいつもとは別の印象に私は惹きつけられて動くこともできない。
・・・目の前に立って、自身の右手を私の右手に絡める。
「こんなとこ連れて来たんですから、
・・・・・あの日の続き、欲しかったんでしょ?」
ニヤリと笑う黒崎君に、
私は恐怖ではなく、違う興奮を覚えた。
「ち・・ちがっ、そんなんじゃ、、」
ぐっと、左手を掴まれて、その手も絡まる。
次の瞬間、そのままベッドに押し倒された。