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【カードファイト!ヴァンガード!】 ~クレイの神子~

第4章 Shall we dance?


櫂「心配するな。あれだけ練習したんだ、失敗する筈がない」


櫂くんが私の様子に気付き、声を掛けてくれた。


三和「そんな事言いながら、みっちり教えてたじゃねぇか?櫂自身も、ダンスの事を色々調べてたみたいだし?素直に上手くなったって褒めてやればいいのに」

ハルカ「え、そう、なの?」

櫂「三和…余計な事を言うな」

ハルカ「櫂くん、本当にありがとう。練習を無駄にしないように、頑張ってくるね!」


そんな話をしていたら、出番が来たみたいだ。ステージに上がっているレンさん所へ歩いて行く。


参加者①「あの子、誰だ?」

参加者②「うちの生徒じゃ無いんじゃない?」


ザワザワ――。

やっぱり気が付かれた。

会場がざわつき始めた。その様子に転校初日を思い出してしまった。


レン「もう気付いている方もいると思いますけど、彼女は他校から招待した特別ゲストのハルカさんです。僕のパートナーを快く引き受けてくれました。ハルカさん、今日はよろしくお願いします」

ハルカ「は、はいっ!こちらこそっ!」


ガンッ――!!

緊張のあまり、一礼した拍子に目の前にあったマイクスタンドに思いっきり額をぶつけた。


ハルカ「うぅ~~~~っっっ!!」


激痛が走る額を抑え、痛みを和らげる。


全員「(か、かわいい…)」

ナイト「やらかしたな…」

アイチ「い、痛そうですね…」

三和「はは、締まらねぇな」

櫂「…はぁ(呆れ)」

レン「大丈夫ですか?」

ハルカ「は、はい…すみません…っ」

レン「そんなに緊張しないで?気を楽に、ね?」

ハルカ「…はい」


レンさんの柔らかい笑顔を見ていたら、何となく落ち着いてきた。
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