【カードファイト!ヴァンガード!】 ~クレイの神子~
第4章 Shall we dance?
そんなこんなで数日が過ぎ、パーティー当日――。
レン「やぁ、ようこそ♪今日はよろしくお願いしますね?」
ハルカ「はい、よろしくお願いします…」
レン「あれぇ?どうかしたんですか?」
ハルカ「あはは…ちょっと筋肉痛で…」
言えない…櫂くんが以外にスパルタ練習で身体中が痛いなんて…。
ハルカ「あの、皆来ちゃったんですけど、大丈夫ですか?」
ナイト「俺はハルカが心配だから」
アイチ「僕は側に居なきゃならないので…」
三和「俺はオマケ」
櫂「…………。」
レン「まぁ、構いませんよ。さ、こちらに着替えを用意したので着替えましょう!」
待合室――。
他の皆もそれぞれ正装に着替え、待機している。
アサカ「終わりました、レン様」
レン「そうですか、いよいよお披露目ですね♪」
アサカ「ほら何してるの?さっさと来なさい!」
ハルカ「で、でも、恥ずかしいです…っ」
アサカ「何言ってるの!良いから、ほらっ!」
ハルカ「あっ!?」
腕を引かれ、躓きながら皆の前に出てしまった。
皆「「「「………………。」」」」
皆はただ黙って見惚れている。その沈黙を破ったのはレンだった。
レン「いやぁ、良くお似合いですよ♪」
ハルカ「へ、変じゃ…ないですか?」
三和「全然そんな事ないぜ。な、櫂?」
櫂「あ、ああ…」
ハルカ「そうかな?ありがとう」
何か照れてしまい、ハニカンで微笑んだ。
アイチ「そろそろ時間じゃないですか?」
レン「そうですね、では行きましょう!」
会場に移動し、私達の出番を待つ。
ハルカ「うぅ…緊張してきた…!失敗したらどうしよう…!」
ずっと手を握り締めていたせいで、汗でベタベタになってしまっている。