Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第3章 期待
「イザベル~」
「何だー?ステラ」
ある日の午後、イザベルが立体機動を整備していた時、ステラがその様子を覗いて話しかけた。
「ねえ、貴方達ってそれ使ってどんな仕事してるの?」
「んーとね、「おいイザベル、言うなよ?」……何でだよファーラン!」
俺は思わず止めた。
「ダメだ。ステラ、昨日も教えられないって言っただろ?」
「……どうしても?」
頬を膨らませながら問うステラに、可愛いらしいと思うが言うことはしなかった。リヴァイにキツく止められていたからだ。
「どうしてもだ」
「……昨日紅茶の茶葉余計に使ったことリヴァイに言う」
「いや待て、それはダメだステラ。……はあ、あのな、俺達は「ファーラン、何を話す気だ」……リヴァイ…」
別室にいたであろうリヴァイが来た途端、言わなきゃ良かったと思った。
「なあ兄貴、ステラが仕事内容知りたいって言うから教えてやろうとしたのにファーランが駄目だって言い張るんだ……まあ、今説明してくれるみたいだけどな!」
「あ゛?」
「……ご丁寧にどうも、イザベル……」
「ファーラン、言うなと言ったろうが」
「なんで?リヴァイ」
「……あのなステラ、」
何で?とリヴァイの目の前で首を傾げるステラの可愛さにやられたのか、目を逸らしながらリヴァイは答えた。