Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第16章 ✵欲望
自分が散々俺に快感を与えられたから、今度は自分から俺に快感を与えようと仕返しするステラに、俺はこいつに振り回されてばかりだな、と思う。
だがそれはこいつも同じで、俺が心を乱されるのはステラだけで、ステラの心を乱せるのは俺だけだ、という事実ににやりと口角が上がってしまう。
「ん、…リヴァイ、悪い顔、…んっ」
腰をくねらせながら言うステラはひどく妖艶だった。
「お前こそ、……っく、……エロい顔しやがって…」
「してな、い!」
「…してるだろ……」
「してないもん、」
「してる」
「してないっ、」
「好きだ、ステラ」
「してな…………っ……すき、…」
屋上で互いを手に入れた時と同じような会話をしながら、ステラは急に俺が言った好き、の言葉を聞いた途端にきゅうう、と締め付けたものだから、また少しいじめてみたくなってしまう。
「ステラ、…腰浮かせてそのまま落としてみろ、」
「や、できな……んぁ、気持ちよすぎてできない、」
「スクワットと同じだろ……何とかなる……」
「…同じじゃない!、もう、…へんたい、……」
「その変態の上に乗って腰くねらせるお前も同じだからな……」
「~~~~っ!やぁ、も……」
「くくっ……悪い、…お前が可愛いといじめたくなるんだ……」
「……ん、…でも、それも……すき、」
「?」
「リヴァイ、いつも……やさしい、から…!んあっ、
…こういうとき、は…」
「……なんだ、セックスしてる時はいじめてほしいのか、ステラ、…なら望みを叶えてやらねえとな……」
「…!や、ちが…そういうことじゃなくて、…」
「生憎、俺はお前をどろどろに甘やかしてぇ性なんだ……だがお前がそうエロいの見ると俺はお前をもっと善がらせたくなっちまうんでね……」