• テキストサイズ

Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】

第13章 任務


「指導?」



壁が破壊されて2年経ち、ステラは分隊長として隊をまとめ、副隊長としてヴァニーユを立てていた。

ヴァ二が卒業した時に(この子は2年訓練したあとステラのところにへ連れていかれたが)新たに訓練兵となっていたヘーゼルとノワールという2人の有能な部下も従えていた。


ヘーゼルは、普段何も考えていないような顔をしておきながら1番立体機動を扱うのが上手かった子だ。

ステラが軽く褒めたところ、それは俺を部下にしてくれるってことですか、とステラの手を包んで言った。
ヴァ二はその手をぴしゃりと叩き、この人の部下は俺だ、と謎の争いを始めた。


ノワールはというと、立体機動はそこそこだったが何より小回りが利く、柔軟な発想の持ち主だった。

その発想でいかに上手く訓練をさぼるか___いや、効率よく訓練するためには、と考えて木の枝に立体機動でぶら下がっていたところをステラに見つけられた。

何してるの、と聞いたステラに素直にぶら下がってるんです、と答え、降りてきて、と言うステラに貴方が部下にしてくれるのなら降りますよ、と答えるノワールにステラは興味を持った。

2人が卒業してすぐに部下に引き入れたステラに、ヴァ二は不貞腐れた。
が、君には副分隊長を任せよう、私と同じでスピード出世だ、と笑うステラに怒る気も失せた。以前よりもさらにステラのサポートをするようになっていた。


その2年後、849年。
未だ最古参の威厳を見せるヴァ二に、でも俺立体機動褒められたから、僕は見つからないようなところにいたのにあの人は見つけてくれたんだから、と反論するヘーゼルとノワールの3人を微笑ましく見ているところをエルヴィンに呼ばれ、言われたのが最初の言葉だった。

/ 369ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp