Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第11章 ✵やっと︎︎
「り、リヴァイ…そろそろ、「だめだ」…んん…」
帰ってきた瞬間に、リヴァイはステラの方へ歩いていった。
兵舎の玄関でステラを見つけたリヴァイは、そのまま抱きつこうとしたがとどまった。
目の前の愛しい人が、自分が最初に一目惚れした時と同じ髪の長さをしている。
切るって言ってたじゃねぇか、と言ったリヴァイに、
うん、でもやっぱりこの長さが落ち着くの、とはにかみながら笑うステラに、熱いものがこみ上げてきたリヴァイは、玄関で固くステラを抱きしめたまま離さなくなってしまった。
「リヴァイ、ステラはほんとはナナバくらいにしようと思ってたみたいだけどね~、君が好きな髪型がいい、って言ってその長さにしたんだよステラは!」
「ステラがかわいいのは分かるがリヴァイ、そろそろ離してやらないとここが渋滞する」
頑なに離れないリヴァイを、ハンジとナナバが頑張ってステラから剥がそうとするがなかなか離れず、通りかかったミケも加わってやっとの事で剥がした(手は握ったままだった)。
「…本当に切らなくてよかったのか」
「うん、気に入ってるのこの長さ。私の愛しい人と最初に会った時の髪……」
座るリヴァイの上にまたがって座った。
あの後手を引かれて真っ先にリヴァイの部屋へと連れていかれたのだった。
「最高じゃねぇか……」
夕日が部屋を照らす中、2人は深く口付けをした。