Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第8章 壊して
「…んっ…ふぅ……んんっ…ま、まって…」
「ん……あ?」
「わ、たし……こういうの初めてなの、だから慣れてなくて…」
ぞくぞくと支配欲が満たされるような気がした。
「何も問題ねぇよ、寧ろ良い。……何も考えなくていい、俺だけ見てろ」
「うん、…んぅ…ふ…んぁ…」
鼻にかかる吐息が色っぽい。もうこれだけで既に勃ちそうだ。
くちゅ、と水音を立てながら口内に舌を這わせる。
ステラの腰に回った手が俺のシャツを握りしめている。
ゆっくりと唇を話すと、涙をうかべ紅潮した頬ではぁっはあっ、と息をするステラの顔があった。
無理だ。襲おう……
バァン!
急に屋上に繋がるドアが勢いよく開いた。俺はさっとマントでステラを隠し(この顔をどこぞの野郎に見せる気など毛頭なかった)、ドアを開けた主を睨みつけた。
いいタイミングで邪魔しやがって………
「リヴァイ!それ絶対ステラだろう!連れてくるって君が言ったんじゃないか!」
ハンジだった。そういえばそういう会話をした気がする。が、俺はステラのことしか考えていなかったからほとんど忘れていた。
「ほらほら、後で時間はたっぷりあるんだからその時にでもいちゃいちゃしてくれ。ステラ!リヴァイとはまた後で会えるからとにかく今は会議だ!」
「てめぇ……俺からこいつを奪うつもりか」
「ああそうだよリヴァイ、その子がいないと会議が回らない」
ぎっ、と睨むがハンジはお構い無しだ。マントに包まれたステラが小さい声で今行きます、と言った為仕方なく俺は会議に出してやることにした。