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家政夫のナギサさん

第2章 おっちょこちょいな鴫野ナギサさん


まぁとりあえず数日見たけど、一応…なんでもこなすのね
あんな汚かった部屋を綺麗にして…虫も普通に触って…健康に気使ってくれて…栄養バランス凄いし…

おいおいおい、何認めてんだよ自分
認めんなよ自分

『あの華さん』

『あ…なんですか?』

『この香水やイヤリングどこにしまえば…』

『あー、それならあそこ…に…』

華が指さした所はダンボールがまだ積まれている、1番上のダンボールだ。

『…あ…そこですか…?』

『ご、ごめんなさい…笑』

『いえ…お任せ下さい。』

『すいません…』

深々とお辞儀して謝っていると、謝らないでください、大丈夫ですから。と声をかけてくれる。
え、優しすぎん???と思っていると黙々とダンボールを片付け始めた。

凄いなぁ…と関心していると、鴫野が間違えてダンボールを足で蹴ってしまい、ダンボールが鴫野の上に…

落ちては来なかった。その代わり華の上には落ちてきた。

『は、華さん?!すいません、私のせいで…怪我は…してますね、今氷持ってきます!』

『え、あ、はぁ…?』

氷を袋の中に入れ、すぐさまたんこぶの所に冷たい袋を置く。

『つめったぁぁぁぁぁぁぁ?!』

『我慢して下さい…』

『…あのおじさんは怪我してませんか?』

『私はしていません…血は出てませんか…?』

『血は流石に出てません笑』
頭を擦りながらいう。

『何かありましたら電話でもメールして下さい。』
『多分大丈夫です…あのそれで私の事なんか気にせず片付けてくれませんか…?』

『あっ』
鴫野と華は崩れ落ちているダンボールを見つめ、鴫野と華が目を合わせた。

『…すいません、華さん…』

『いや、怪我なくて良かったですね、おじさん』
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