第1章 幼なじみの音也と
「も〜、また負けちゃったよ〜、」
音「へへっ!あきなは相変わらず弱いね〜」
「たまたまだし!もーっ!もう1回!!」
わたしはいま幼なじみの音也の部屋で
テレビゲームをしています。
小さい頃からこうやってゲームをしたり
外で遊んだりしてきたけど、
お互い時間が合わなかったりで
今日は久しぶりにこうやって遊んでます。
お互いに彼氏も彼女もいなくて気楽に遊べるしいい関係。
音「よっしゃー!また俺の勝ちー!」
「あー、もうだめだぁ、ちょっと休憩〜」
わたしは床にあぐらをかいて座っていて、
その後ろのベットに腰掛けて音也はゲームしていた。
背中越しに音也が話しかけてくる。
音「ねぇあきな、その格好寒くないの?」
普通の友達と会うのだったら絶対にありえないけど、
音也の部屋だし、キャミソールに
柔らかいタオル生地のショーパンという
まさに夏の部屋着という格好でいた。
「大丈夫だよ〜夏だしね〜暑いもん!」
音「俺じゃなくて他の人の前でも
そんな格好してるの?」
「えっ!?んなわけないじゃん!!!
やばいでしょこれ部屋着だよ?
こんなの友だちの前じゃラフすぎて着られないよ〜」
音「じゃあなんで俺の前じゃそのまま来ちゃうのー?」
「え、別に特に理由はないけど。。。
昔から知ってるし、今さらじゃない?」
そう言って振り向いて改めて音也を見ると、
見たことの無い表情の音也がいた。
あれ?なんか、音也かっこよくなった。。。?
近所に住んでるからたまに見かけたりはしてたけど
あらためて向き合って間近で見るのは久しぶりだから。。
音「ねぇ、その服さぁ、露出激しすぎるよね。」
そう言ってくる音也の表情は
少し怒っているような悲しんでいるような。。
なんとも分かりにくい表情だった。
確かに音也が言う通り、胸元は大きく開いているし
脚も太ももの上の方まで見えてるからそうなんだけど。
なんでそんなこと音也が言ってくるんだろう。
ちょっとからかってやるかっニヒヒ