第3章 T.02
「ど、どうだ……?」
そわそわとしながらイギリスがこちらに声をかけたが、私にはもうフォローをする気力など残っていない。
「……………ずい………」
「…っへ……?」
「まっずううううううわあああああああまずいいいいいこんな料理が地球上にあっていいのかああああああ長靴で乾杯してる場合じゃねええええええええ」
「……えっ?…あの、おm」
「ああああああ想像以上の破壊力うううううう戦闘力高すぎスカウター壊れるわぼけええええええええああああああの頃嫌いだったピーマンが恋しいいいいいいいいピーマンって美味しかったんだなピーマンマジ好き愛してるピーマン万歳!!!!!」
「……………」
「……………」
すべてを吐き切った私は、バンッとテーブルに手をついた。何も言わないイギリスがびくっとなったのが見えた。
一言で叫びきった為だいぶ息が切れ、ぜーはーと、肩で息をする。
そして、もう一度イギリスを見つめ返して言った。
「すっごく美味しかったです!!!!!!」
「えええええええええええええええええええ」