第3章 T.02
なぜ私がイギリスの料理の食べてしまったのか、不思議に思った方もいるだろう。
どうしてこんな死亡フラグばんばんだったのに、食べようと思ったのか。
なんつーか…ねえ?
あのイギリスの期待した顔を見たら…うん…
断れなかったっていうか…
なんか、小さいときのアメリカさんの気分を味わった気がする。あの顔は反則だろう反則。もうこれを兵器にするべきだよ。そうとは思わないかね!
しかし!
この私の妙な気持ちの大きさと等しく、イギリスの料理の破壊力も半端なかった!!
口に入れたときに広がる鉛筆の芯みたいな味。(いや、食べたことないけどね?)その中になぜか現れる、砂糖を必要以上に焦がしたような味と熟しすぎたキウイみたいな味のミックス。外はガリッ☆中はドロッ☆という今までに経験したことのないような不気味な感触。
そもそもこれがどういう料理だったのか知らないが、絶対おかしい。こんな料理があるわけない!
意識が飛ぶのを必死に堪えながら、私はどうにか一口を飲み込んだ。