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家主の憂慮で15のお題<日向ネジ>

第12章 やっぱりこれくらい騒がしいのがちょうどいい




「ネジー!!!!ただいまー!!!」


あぁ、ようやく帰ってきたか。


「おなかすいたー!!!」


たかが2日だと言うのに、こいつの存在の濃さを改めて実感した。


「聞いてよ!カカシ先生がさー!」


今回の任務はカカシさんと一緒だったのか。
心配しなくてもよかったな。


「は色に向かないなって言ったんだよー!!!失礼しちゃうよねー!!成功したのにっ!」
「………色…?」


こいつ、今、何て言った?


「うん。今回の任務よ。あれ?言ってなかったっけ?」
「…聞いてない…。」


色の任務。
つまり色仕掛けでターゲットに迫る、くの一独特の手法。


「ネジ?」
「……。」


いや、上忍なんだから、色の仕事くらい舞い込んでくるだろう。
問題はそこじゃない。
なんかムカつく。


なぜだか知らんが、すごく腹が立つ。


「っっっおまえは!!!どうしてそう言う事を言わないんだ!!!」


任務に守秘義務があることぐらい分かっている。
だが色か、色じゃないかぐらいは言っても良いだろう!!


「え?なんで怒るの??任務成功したよ?失敗してないよ?」
「そのくらいわかってる!」


あぁ、今回のおまえの任務で、余計な感情を自覚してしまった。
くそ。


色ってことは…。
色ってことは……。










やっぱりこれくらい騒がしいのがちょうどいい
「…カカシさんと、もう一人は…?」
「ガイ先生だけど…。」
「………ぶっ殺す。」
「へ?ネジ…?」







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