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家主の憂慮で15のお題<日向ネジ>

第1章 勝手に家に上がるな




最近とても平和だと、みんな口をそろえて言う。
しかし、オレは違う。


オレの平和はこいつの所為で脅かされる。


「ネジ!おはよー。」
「…なぜ、おまえがここにいる?」
「え?……何故って…、ネジに朝の挨拶をしに来たから?」
「……挨拶は外でしてくれ…。おまえは幼馴染であって、家族じゃない。」
「えー、つれないこと言うなよ。」


寝起きの一発が、こいつとはあまりにも濃すぎる。
天真爛漫なオレの幼馴染。
名前は。
世間じゃクールと称されるオレも、こいつの前では形無しだ。
オレの家の前に住んでいるは、こうやって毎日家に来る。
修行でもしていろ。


「あ、そうそう。今日からよろしくねー。」
「は?」
「…ヒアシ様から聞いてないの?」
「………?」










勝手に家に上がるな
「そんな話聞いてないぞ!!」
「まーとにかく、今日から家族(仮)でっす!!」










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