第3章 右腕の女<獄寺隼人・10年後>
「お初にお目にかかります、若き10代目。」
「えーっと、あなたは…?」
「ボンゴレ特殊暗殺部隊ヴァリアーの天竜と申します。以後、お見知りおきを。」
ヴァリアーって、あのヴァリアーだよね?
「あなたがヴァリアー?あれ?ザンザスとかは…?」
「存命しております。」
この人、マジでヴァリアーなのー!!!!???
「僕の名前は獄寺未央です、10代目っ!」
「獄寺…?」
「はいっ!!」
「こいつは、10年後の獄寺の息子なんだ。」
「は…?」
「え??は??獄寺くん、結婚してるの…?」
ディーノさんの話では、18の時に結婚したらしい。
ちなみに19歳のときには、すでに未央くんのパパンだったらしい。
「獄寺にそっくりだろー?」
「ディーノッ!未央に触るなっ!!バカがうつるだろっ!!!」
「あっ!師匠に向かってバカはないだろうっ!」
「バカにバカと言って何が悪いっ!!とにかく未央を離せ。」
「わかったよ。そー怒るな。怖ぇから。」
「ママン~!」
未央くんがさっきからママンって呼んでる天竜さん。
もしかして、この人が獄寺くんの…?
「獄寺さんのワイフですか?!??!」
「ん?」
オレが聞くに聞けなかったことを、サクッと聞いた。
さすがハルだ…。
「んー。まぁ、そうなるなぁ。」
「そうなるじゃなくて、そうでしょ?」
「ビアンキッ!」
「お帰り、天竜。」
「ただいまっ!」
「未央もお帰り。」
「ビアンキ、ただいまぁ~。」
「大きくなったわね。相変わらず、しごかれてるの?」
あ、息子の方はビアンキを見ても倒れないんだ…。
「私はしごいてないわ。恭弥がしごいてるのよ。」
「“咬み殺す”」
「まぁ、怖い。」
雲雀さんの教え子、来たー!!!