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君がそこにいるならば【進撃の巨人/リヴァイ】

第47章 動き出す過去※


偶に廊下ですれ違う時、私にしか聞こえない程の小声で「お前の部屋に行く」とか、私の部屋ドアの下に滑り込ませたのか"寝ないで待ってろ"一言のメモがポツンと床にあることが二人で過ごす合図になっている。

リヴァイ曰く、自室だと仕事の追加を遠慮なく持ってくるエルヴィン団長や、ハンジさんが飛び込んでくるから私の部屋のほうがいい。とのことだ。

「ねぇ、エルヴィン団長はともかくハンジさんはここだって飛び込んで来ると思うよ?」と言ってみると「さすがにモブリットが気を利かせるだろうよ」とどこまでも苦労人なモブリットさんの気苦労を増やしていた。

そのことに触れるとリヴァイが不機嫌になって「ティアナは俺と居たいと思ってくれねえのか?俺だけか?」と不貞腐れてしまう。

二人でゆっくり話しながらの夜はキスを繰り返しているうちにお互い熱を持ってしまう。

「ん、待ってリヴァイ。ふぁ……」
「待たねぇ、どんだけお預けくってると思ってんだ」

頬を撫ぜるリヴァイの手が首筋から肩と鎖骨に触れながら小振りな胸を持ち上げ寄せる。
そして立ち上がっている胸の飾りを優しく、少し捻ったりする度に声が漏れるのを止められない。
両手で口を押さえても難なく剥がし唇をあわせる。息が止まりそうになると空気を求めて口を開くと待っていたとばかりに粘膜に覆われた舌がヌルリと入り込んで絡んでは甘噛してどんどん引き寄せられる。

「服が邪魔だな、脱げよ」
「恥ずかしいから、あっち向いてて」

そんな願いは聞き入られるはずもなくシャツのボタンを一つ一つゆっくり外していく。抗議しても「さっさとしないからだ」と暖簾に腕押しだ。そもそも私が口でリヴァイに勝てた試しがない。

シャツを脱がせるとズボン、次は下着と恥ずかしいのを我慢していると下着姿になると性急に自分の服を脱ぎ捨てていく。
目のやり場がなくて視線が泳ぐとリヴァイは頬を包んで視線をあわせる。

「お前は知らないんだろうな」
私の前だけで見せる切なそうな表情はどこか、泣きそうで。
私からリヴァイに軽いキスを仕掛けると一瞬驚いたリヴァイはゆっくりと下着を脱がせては体中にキスを落としては強く吸い付いて労るように舐める。

「時々、ティアナが話かける奴、笑顔を見せる奴らに俺のだ。って言いたくなる」

そう言いながらシャツで隠せない首筋に所有欲の印を付ける。


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