第40章 ※特別休暇※
「大丈夫か?」
グッタリしている私にリヴァイが心配そうに覗き込んでいる。
大丈夫と言う声は掠れていてのどの奥が痛む。
「待ってろ」
サイドテーブルの水差しからグラスに注ぐとグイっと一口含むとリヴァイから私に水が口移しで流れ込んできた。
いきなりのことにびっくりしながら注ぎ込まれるぬるい水をコクリと飲む。至近距離のリヴァイにさっきまでの自分が恥ずかしくなって思わず目を閉じる。
ツゥっと口の端から零れる水がひんやりと熱を冷ましていく。再度注がれる水を飲んでから、首を横に振るとリヴァイは離れてタオルでお腹から広がって落ちていく白濁を丁寧に拭っている。
「水、飲まないの?」
「まずはティアナからだ」
「ありがとう、リヴァイも飲んで。喉乾いたでしょ?」
「飲ませてくれるのか?」
「そ、それはない!自分で飲んでよ!!」
口角を上げてクツクツと笑うとグラスの水を一気に飲み干した。
「汗かいたろ、シャワーで流すか」
「一人で入る」
「遠慮すんな」
「遠慮じゃなくて、本当に一人で入る!」
ムキになって答えながら、シーツを身体に巻き付けながらバスルームへ入って勝手に入ってこないようにちゃんと鍵もかけた。
汗を流し、備え付けのバスローブを羽織って出るとシーツは交換され、リヴァイも最低限の下着は着ていた。(それでも目のやり場に困る)
「俺も入ってくる、ベッドでおとなしく待ってろ」
どこにも行かないのに、まるでこどもに言い聞かせるように言ってバスルームへ消えていった。
広めの部屋の窓の前に立つとまだ街の灯りはまばらになり街も眠る時間なんだ。と取り留めもなく思っていると後ろから抱き締められる。
「なに、見てる?」
「街も眠るんだなって灯りを見てた」
「じゃ、俺たち良い子も寝るか」
せっかくの二人きりの時間がもったいないな、と呟くとクルリと振り向かされて、もう一度ヤルか?まだ熱を感じるリヴァイの目は本気にも取れて慌てて眠たい、と言うと手を引いてベッドに戻った。
「無理させちまった。思いの外浮かれてたらしい」
フフっと笑うと頬を引っ張られた。
「りふぁい、やふぇてって」
「なに言ってんだかわかんねえよ」
いつもより笑顔で浮かれてるのはお互い様で。
お互いの体に包まって体温を感じながらまだ眠たくないのにスウっと優しい闇に落ちていった。
