第1章 大好きなのはあなただけ【エース】
「・・・俺が助けてやりたかった、ケイト先輩じゃなくて
今回のことだけじゃない、監督生のこと狙ってるやつなんて周りにたくさんいて、正直焦ってた・・・でも、焦ってるなんて知られたくねーし
いや、でもだからって、いきなり襲って泣かすとかマジで最低だわ・・・」
そう項垂れて下を向いたままのエースに抱きついた。
「な、!?」
普段なら恥ずかしくて私から抱きつくことがないからか動揺の声が聞こえた。
でも、今は恥ずかしさなんてどうでもよくなるくらいエースが愛しくてたまらなかった。
『・・・怒ってるし無言だし、怖かった』
「ごm『でも!!』
『でも、・・・他の人なんて見えないくらい、エースが好きなの
嫌いになんてなれない・・・・・・エースになら何されてもいい』
「っ、それ、意味わかって言ってるわけ?」
『私だって、そこまでバカじゃない!』
抱きしめる手に力を入れれば、エースが抱きしめ返し頭を撫でてくれる。
「はぁー、本当に敵わねーな。監督生には
他の男だったら今の言葉で犯されてるっつーの」
『なっ・・・!』
「まー、でも俺優しいし? そんなことしないけどさ」
私の反応を楽しんでいるかのように、エースはニッと笑った。
(反省してない・・・!!)
「あ、でも、監督生の許可があればすぐにでもするけど?」
『ここ、4人部屋!デュースたちいつ帰ってくるか分からないし・・・!!』
「ふーん、二人っきりならいいってこと?」
『ちが、・・・!?』
「いーぜー。監督生がお望みなら
・・・・・・今夜そっちの寮に行くから覚悟しろよ?」
そう耳元で呟き笑うエース。
敵わないのはお互い様だよ・・・なんて思いながら
顔が真っ赤なのを隠すように抱きついたのだった。
fin