第3章 大阪城
とさっ。
「すぅ····」
(とりあえず寝かせたが)
「柔らかかった」
屋敷に着くまで背負う形になったが。
(目が覚めたら知らない景色でびっくりするだろうな、秀吉様に報告しないとな)
なで。
「起きたらびっくりしないように直ぐ戻るからな」
パタン
ーーーーー····
「秀吉様いますか?」
「おう入れ清正!」
「失礼します、今屋敷に知らない子が寝ております。見た目は女子、武器や隠しなどは見当たらないですがどうしますか?···?(秀吉様?)」
ぽろっ
「そうか、そうかそうか。ならば清正女子が起きたらわしの部屋に連れて来てくれぬか?そしてその女子は決して怖がらせないようにの」
「はっ(秀吉様は知ってるのか?)」