第13章 木の葉へ
かかしサイド
ナルト達がやってくれた…
安堵したのもつかの間だった。
隕石がそのまま落ちてきたのだ。
これでは里が!と思った瞬間
誰よりも早くりかがテンとともに行動していた。
「待てりか!?何をする!?」
そう叫んでももう彼女はテンと共に上空にいってしまった。
予想はついた。3回目の神威…
「りか!よせ!神威を使うな!」
そう叫んでも彼女には聞こえるはずもなかった。
彼女はただ静かに落ちてくる隕石を見つめていた。
「頼む‥‥死なないでくれ…」
そうつぶやいて、俺は膝を地につけるしかなかった。
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火影室で書類に囲まれうなだれる姿
コーヒーを差し入れてくれる笑顔
おいしそうにごはんを食べる横顔
シカマルに怒られている姿
あの夕日の中、俺を見つめた眼差し
雨にうたれて走り去る後ろ姿
覚悟を決めて別れた時…
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短くも一緒に時を過ごした場面がフラッシュバックした。
俺は‥……