• テキストサイズ

《鬼滅の刃》たくさんの愛を(短編集)

第5章 雨のち晴れ(時透無一郎)




『ちょっと!なんで教室まで来るの!
 変な噂たったら困るんだからね!
 あんたモテてるでしょ、
 もっと自覚持ってよ!
 私がとばっちり受けるんだから…』
「あー、もう分かったって!
 悪かった!!!
 昨日のお礼も言いたかったんだよ…
 妹たちのあんな楽しそうな顔見るの
 久しぶりだったし
 親が死んでから寂しい思いばかり
 させてきたからよォ…」
こんな表情の不死川を見るのは初めてだ。
…長男だから、
一人で背負ってきたんだろうな…。

『そう…だったんだ…
 私でよかったらいつでも
 遊び相手になるからまた誘ってよ!
 私も楽しかったし!
 今度はご飯でも作るよ!』
「はは、ありがとよォ!
 あいつらも喜ぶぜ!」
そう言って不死川は
私の頭をポンポンしながら
くしゃっと笑った。

/ 317ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp