第5章 雨のち晴れ(時透無一郎)
「飛鳥〜!おはよう!
今日新しくできたクレープ屋さん
行かない??」
そう言って話しかけてくるのは
親友のカナヲ。
サイドポニーがよく似合う
とても可愛い女の子。
『行くーーーー!』
「お、東雲。
お前相変わらず派手にデカいなぁ〜」
『宇髄先生うっさいよ!
女子にデカいなんて禁句だから!
そんなデリカシーないから
彼女にフラれるんだよ。
あ、違うか。四股バレたから
本命にフラれたのか!』
「おまっ…どっからその情報…!」
『さぁね??
私の情報網なめない方がいいよー』
「おい、待て…っ!」
『カナヲ、行くよー!!』
そう…私東雲飛鳥は
身長が170cmもある
いわゆるデカ女なのだ。
カナヲは157cmくらいの華奢な女の子。
いつも比較される…
カナヲのことは大好きなんだけどね。