第12章 光炎万丈(煉獄杏寿郎)*
『あああああっ、杏寿郎っ、私、またっ…ああっ…!』
「…俺もだっ…。
飛鳥のナカ、熱くて俺のを離そうとしないんだ…」
『あっ、もう…ダメっ…んっ…く、あっあああああ…』
「くっ、締め付けるなっ…!ああっ……」
二人同時に果てたのだったー…
「…飛鳥?大丈夫か…?
初めてだったのに無理をさせてすまなかった…」
『ううん…大丈夫だよ…』
行為後、二人は裸のまま抱き合っていた。
「…まずは、色々話さないといけないことがある…」
杏寿郎は口を開く。
「すまなかった、この数ヶ月、辛い思いをさせてしまって…」
『…うん。』
「俺はずっと後悔していたんだ。
あの日、飛鳥が来てくれたおかげで俺は死なずに済んだ。
しかしその代償として飛鳥の顔には一生消えない傷、そして片腕がなくなった…」
『………』
飛鳥は黙って杏寿郎の話しを聞いている。