第11章 蛇と蛙(伊黒小芭内)*
「あれ、、、おかしいな…
首切られちゃった…」
淫夢は取り乱すこともなく冷静に話している。
『っ…ぁんたが、痛みは快感になってる…って教えてくれたから…』
「あーあ、そっかそっか。
僕としたことが油断しちゃったよ…
君、ただの鬼狩りじゃなくてもしかして柱だった?」
淫夢の体が段々灰になっていく。
そしてコクンと頷く飛鳥。
「あらー、完全に判断を間違えたな〜
柱だから頭の回転が早いんだね!
こんな華奢な身体なのに凄いね!!」
『煩い…』
「でも大丈夫?こんな状態で…
ここ変な噂が広がってから全然人来ないし、外部からの助けは絶望的だと思うよ?
大人しく僕に抱かれて痛みのないまま喰われる方が良かったんじゃない?」
『…っ、お前…、いい加減静かに…』
「東雲!無事か?!」
聞き覚えのある声…その主の方を向くと…