第7章 きっかけ(冨岡義勇)
「あ、飛鳥!
俺真菰と付き合うことになった。
その、、いろいろありがとな!」
そう笑顔で言ってくるのは飛鳥の男友達で想い人でもある錆兎だ。
そして真菰は飛鳥の親友。
彼はずっと真菰と両思いだった。
しかしお互い素直になれず、喧嘩ばかりだった。
それを見かねた飛鳥が恋のキューピットとなり2人をくっつけたという訳。
『ほんと?おめでとう!
真菰は私の大切な親友なんだから
傷つけたりしたら許さないからね!』
「飛鳥…本当にありがとう…」
『真菰、幸せになってね!
それじゃあとはお二人で♩
また明日ね!!』
錆兎は飛鳥にとって唯一の男友達。
一度は告白も考えたが、彼が真菰のことが好きなのは知っていたしこの関係が悪化するのは絶対に嫌だった。
そして真菰も錆兎が好きというまさかの両思い。
どちらも好きで大切だった飛鳥はこうするしかなかったのだ。
『はぁ…これで…よかったんだよね…』