第2章 GF ハウス
Emma_side
今日の掃除当番は私とギルダとノーマンだ
コニーとの別れはやっぱり寂しかったけど、それで掃除してなかったなんて言えばママに叱られちゃう
そう思って食堂のドアを開けるとテーブルの上にちょこんと座っているリトルバーニー
「コニー!!!?忘れとるがなー!」
ありえるか!?あの会話からこの流れでこんなウッカリありえるか!!?
でもあの子ちょっとフワッとしてるから、いやでもしかし!!!
「ど・・・・・・どうしよう・・・」
「────ってコニーもう行っちゃったよ?」
「────でもないかもな」
そこには風呂上がりのレイがいた
「さっき風呂場の窓から遠く門に灯りがついているのが見えた。見送りに行ったママも戻って来てないし、まだコニーは出発してないんだと思う」
なるほど・・・・・・それなら!
「届けてやろう」
「ノーマン」
「本当はママに頼んで後から送ってもらうのが筋なんだろうけど。
"コニーの気持ちを考えたら早い方がいい"────だろ?」
「うん!」
さすがノーマン、私の考えてる事を当ててしまう
ノーマンもしかして実はエスパーだったり・・・・・・?
私は急いで裏口のドアに行く
正面の玄関はさっきママが鍵を閉めてたしね
「だめだぁー、やっぱり裏口も鍵がかかってる」
まぁこれは予想していた範囲内だった
「そうだよね、ママ留守だもん。戸締りするよね」
「問題ない、この型なら開けられる。仕組みが知恵の輪レベル」
「えっ、ノーマン!?」
「普段は開けないよー♪」
いや、そこじゃなくて!
まぁコニーに届けられるならいっか
「でも今は特別。後で一緒に叱られよう」