第4章 大魔お..法使いナタリン☆
今ので完全に腰を持っていかれた私たちは、鼻血を垂らす。いや、私だけ垂らしていた。
「菜太郎です、よろしくお願いします」
と、菜太郎は若干上目遣い、握手、トドメに天使の笑顔入りましたー。
よ、ようお前さんは天使モードでいられるなぁ..流石魔法使いナタリンは違ぐほっ..。
「やだ可愛い、随分と手慣れているのね、ソレ。」
華夜さんは、ふ...と包み込むように笑った。そして、菜太郎の頭を撫でる。
「!!」
菜太郎が少し表情を崩した。それを見て、安心したように、母親のように、華夜さんは口元をほころばせる。
「これからほぼ一緒に過ごすんだから、自分を偽らなくてもいいのよ」
ほぼ..一緒に、過ごすーーーーーーーーーーー..