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ご指名は?1.5

第2章 源氏名を決めようの会


「いいかい、あんたたち」



老婆は、横一列に並んだ5人の男たちを、ギロリと睨んだ。

その男達の、双子の1人がごくりと息を飲む。

「心のリハビリ中だけど、今は何にも話しちゃいけないよ。今までと同じように接するんだ。」

蝋燭の火がゆらゆらと燃えている。老婆は男達に背を向け、ベッドに横たわる少女の頭を愛おしそうに撫でた。

「は..」

男の1人が、少し間をおいて返事をしようとすると、

「いいね!?」

老婆は突然振り返り、了解の返事を眼力でせかした。ーーーーーーーーーー













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