第6章 隼人さんの杞憂
「うーん...」
隼人さんが、自分の顎に手を添えていた。
今日は休日。
おばあちゃんの命令によって、みんなで親交を深めようゼ!ヒィイェぇイ⭐︎的な感じでホストやるお城に集まったのだけれども...
ポン..と隼人さんの肩に、スウさんが手を置いた。
「.......大....丈夫..........................?」と。
「ボクちんのキュートぼぉおおおおおいッッッ!!!ボクちんを拒絶してよォンンンッッッ!!!」
「くく...大丈夫大丈夫だから....」
....この有様であるのだ。
いつもの風景のように見えるが、やや空気がよろしくないというか、濁ってるというか..!
どうしたんだろう皆様方?ハハッと私は我に返る。
ーーーおばあちゃんが、毎度毎度休日のたびにこうして皆様方を強制で集めるから..!!だから孫の私に愛想尽かしてみんなフキゲンにっ..!?
「J・Kぇぇぃいいいッッ!!おぱんツ見しぇてッッッ「無理だシンプルにソレは」
真顔のままくくさんの鼻をキック。奇跡の180度開脚。
ここにきてから、私は体が軟体動物のように柔らかくなっていた。攻撃力が増すと共に、くくさんがハァハァ興奮度逆にあがっちゃってるんだけど。
ーーーいや、多分くくさんは私に愛想尽かさないだろうけど、珍しく菜太郎とケンカ?してるみたいだし。
「チョット見えたッッッ♡」
ボボボボ!!と顔が熱くなる!しまったぞい!!開脚キックの弊害が出たぞよいィッ!!!
「くく、....お前本当大概にしろよ...?」
後半の呟きは聞こえなかったが、隼人さんの恐怖の胸ぐら掴みの前に、彼は撃沈ーーーーする訳もなく、「ハァッハァはぁ..ッッッもっと拒絶ぅぅう♡♡」はお約束。彼の十八番。こうしてマゾヒスト・くくの世界は今日も回っていく。
「はぁ...」
何故かしょぼくれる隼人さんの背中を、スウさんがさすってあげてた。
葉太朗くんが学校を休み出してから、ここにも来れなくなってちょっと経つ。
「.....心...配?」
スウさんが、美しいそのまなこで隼人さんを見つめる。美しい、まなこ..ハァ..ハァ..ぱぁ..♡
脳内がくくさんバチョギメ状態になったところで、我に返る。
「な...葉太朗を心配してない訳...ないじゃん...っ!」
シン...とお城は静まり返る。
