第5章 ※これは、一応ホストの話である(?)
「.................」
まだ鳴り止まぬ心臓の中....いや鳴り止んじゃったらやばいな、ってイヤッそうじゃなくてそういう事思ってる場合じゃなく、とかく、手汗ヌッチャァァ..させながら仰向けで、改めて思う。あ、汗で今目がしみた。
というか...もうここまで色んな事ありすぎたなぁ..
ゴロン、と感傷的になった直後にシャア...ッて音して無事目と心臓が張り裂けそうになた。ところでまた正座を崩し、胸に押さえてた手をおろし..ゴロンと寝返りをうつ。
つか魔法って..魔法って.....!?!??ナタリンドユコト....!???まず美男子様様々様様様様様様方たちと暮らす?時点で一生分の奇跡、いや永遠的に輪廻転生しても無いでしょう運使い果たしたというのに..、レア体験に、一生に一度も経験しない人がほぼのごく稀のレア体験重ねすぎて..。
「今まで外であの人達のファンの獰も..子猫たん達に追いかけ回されたりで忙しかったから..いままで考えることもなかったんだな..」
寝た状態でうつ向きになって、顎の下に両手を敷いた。夢見心地みたいにぽぉ~っとする。
なんか、もうもう経験したくない、とぶるっと震える程の暗闇の中ひとりでさまよった時のーー..比じゃないけど何とも言いようの無い不安が胸の奥からつきあがってきた。
それこそ私が小説やらドラマで見た魔法のよう..。
そこまであんまり悪い感じの不安ではない感じ。感じ2回言ったな、とかすかに自分ツッコミが入るがそんな事はもうどうでもよくなり、次の一瞬には忘れていた。
前にも言った通り、美男子様様々様様様様様様方とこんな関係になれただけでもうもうもうもうもうもうもう(以下略)いいぞと。..でもやっぱり、怖い。この不安が。この建物ーーーなんの館か施設なんだか分からないお城のようなものを見つけた日から、全てがおかしくなったんだ。
「....」ちょっぴり目を見開いて、その途端ぶっと吹き出してしまった。全てがおかしくなったて!映画か!Movie showか!ってあ..映画ってMovieか..!!?あの英語のテストん時ソー書けば良かっだンあぁぁぁああああ゛!!!!!と自分の過去の地雷を自分でしっかり踏みしめたところで、ハッとする。
「コレ...っどうするよ!!?!?」