第4章 大魔お..法使いナタリン☆
と、いつのまにか横にズラッ..!と6人の美しい方々が並んでいた。私を挟んで。「えっ..!?」ちょっ、おばあちゃん超絶美美美ビビイケメンさんの事手懐けすぎぢゃ...!?
「ごめんなさい、おばあさん..っあたしが、来たのに...」
えっ..と思った。と、そうか、と思い出した。くくさんからの護衛係って言ってたけど、アレはーーーそれだけじゃない!??
「いやチョッちょっと待ってくださいよ華夜さんんん!!!??」
と事の発端犯した私がめっちゃくちゃウザい感じに入ってきて..しま..とか思ってる場合ではない!!ではない!!!
「...それとあんた。」
おばあちゃん、こちらを睨んで...ヒッと私も怒られる!!と思ったら違かった。
「申し訳ないねぇ..あんたがお化け屋敷、大のトラウマだってことに気づいてたのにあたしゃぁ..」
と、ぎゅっとおばあちゃんも私を抱きしめた。ほ..と力が抜けた。というか..え、おばあちゃんが優しいぃ!?という事に地味に心底驚いていた。そして、横に並んだ皆の雰囲気が、ツラかった。
「.....これからも、くれぐれも孫娘を守ってくれよ」
何から!!?っと絶対プリンス宣言にすんごい驚いた訳なんだけど、もっっと驚いたのが、皆がはい、とか言って頷かせてしまって...いつもは威圧的に見える杖をサッと横にしてさっさと帰ってしまった事だった。
「...あ、あの..」
遠くなってゆくおばあちゃんの丸まっている背中をチラチラ見つつ、私はーーー
「ごっ..ごめんなさい。いざとなったら、自分を優先して逃げようと華夜さん無理やり引っ張ってって挙句に全身に怪我させるなんて...クズでクズすぎるーーー...」
そうなのだ。脚も腕も首も血がーー..全体に傷を負わせてしまった。
「あたし全然気にしてないわこんな傷!生きて、生きて..無事に帰ってきてくれる事が、何より、よ.,」
と、華夜さんは私の頭を抱いてくれた。やさしく。包み込んで。だれかが華夜さんを止めようとしたけれど、だれかがそれを止めたのが、なんとなく分かった。
「がや゛ざん゛ッ.............!!!!!」
また、泣いて、しまった。
ほかの皆さんも、優しく、少しそっちに非があるように笑って..トンでもない!!と思いつつ、