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最強、武神の野良生活 (ノラガミ)

第2章 雪のような


「お嬢様、あれを。」

低く唸るように黄金が言う。その方向を見ると、人間がそこにいた。

夜卜が妖を倒すのをその場で静かに鑑賞し終わると、神流は黄金から降り、道路に降り立った。

歩くたびにブーツの音が不気味に響き渡る。



夜卜は、泣いていた。



涙を拭きながら素早く起き上がる夜卜。顔をあげたとき、ブーツが目に入った。ゆっくり顔をあげると、長い髪を垂らした一人の…神。



「神流…」

「ヤスミ貰ってんじゃん。」

「…何しに来た。」
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