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《イケメン戦国》散りゆく惡の華 ー毛利元就ー

第16章 垣間見える優しさ


それから数日後


未来は今また、元就の船に揺られていた


一人部屋の中、なんだか眠ることも出来ず、ベッドに座り、窓の外の夜明け前の空に目を向けていた


(外が明るくなってきた。今どの辺を進んでるのかな)


静かに部屋の扉を開け、そーっと足音を立てないよう注意を払いながら甲板に出た


明け方の海の風は思いの外冷たかったが、晴れ渡る空に塩の香りが心地よく、少し遠くの方に堺港が見えてきた


「わあ、船がいっぱい」


「おい、勝手にうろつくな」
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