第1章 知らない世界と…
廊下を歩く…。
長いなぁなんて、思いながらあるく。
死神かぁ。
そりゃ、普通の人間だったらレイシェイク(←さっきの紅色の花)使ったら死んじゃうもんね。
藍染…。
どんな人なんだろう。
一通り話はわかったけど…わからない。
どんな顔なのか、誰が誰なのか…
悪くないのは、平…ひら…ひらなんとかってゆー人達ってことだよね…。
なんで、追放しっぱないなの?
仲間じゃないの?
わからない。
私にはわからない…。
ナツ…みんな…私、とてつもなく今みんなにあいたいよ。
1人じゃ不安だ。
1人で、私1人でなにができる?
そうだ、私、いつもこうやってみんなを頼り過ぎてたんだ…。
なんだか、熱いものが込み上げてきそうになったのを急いで目をこすってごまかす。
「おい」
「…冬花月」
「ん。お前の服と、あと金だ。」
「え、」
「たりなくなったら補給しとく好きに使え」
「え?こんなの…どこで、」
「どこでって、俺を誰だと思ってる」
フッと笑って消えた
「何者って…冬花月は冬花月でしょ?」