• テキストサイズ

Attack 《気象系BL》

第5章 白虹



夢中だった。

口でしちゃうなんて、AVでしかみたことないから、見よう見まねだけど、大野さんはちゃんと感じてくれてたから、俄然やる気がでたし。


やだとか、離して、とかいってた気もしたけど……


俺は、口のなかのものを飲み下して、顔をあげる。


大野さんは、ぼんやりとした瞳で俺をみてた。

肩で息をしてる。
上気した顔が、色っぽい。
困ったような表情をしてるから、どうしたのだろう、と、思えば、


「ば……か、飲むなよ」


掠れた声で言われて、笑いがもれた。


そんなこと……


「気がついたら飲んでた」

「………まずいだろ」

「……美味しくはないけど、まずくはないよ」

「……うそだ……」

「嘘じゃない」



口を尖らす大野さんに覆い被さった。

汗の浮き出た額にキスをおとす。



「……めちゃめちゃ……可愛かった」



大野さんは、また困ったように笑った。

恥ずかしいのをかくすとこんな表情になるんだね……この人。


俺は、また大野さんをぎゅっと抱き締めた。



/ 725ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp