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あなたの幸せ
第11章 11
周りが気を利かせ病室から退室し、3人となった。
「香蓮…今日までよく頑張ったね。お疲れ様…」
かかし先生が静かにつぶやいた。
うちは、無言で涙を流すしかできなかった。
なんでかかし先生の人生はこんなにもつらいものなのか…
なんで自分はこうも無力なのか…
なんで…
なんで‥…!!!!!
ぐっと香蓮さんを握っていた手に力が入った。
とたんに、自分の胸の下からぶわっと光があふれだした。
「なっ…!?」
はっと目をあけると、よくナルトの物語でみた精神世界のような場所に立っていた。
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