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【ツイステ】引き合うさびしさの引力

第8章 私のための無垢なドレス



ホームルームの時間、1年Aクラスの担任であるクルーウェルからある知らせがあった。

「2ヶ月後、4年に一度のロイヤルソードアカデミーとボーバトン魔法アカデミーとの交流会がある。場所はうちの学校だ」

その言葉に教室は一気に騒がしくなった。
ロイヤルソードアカデーはナイトレイブンカレッジとライバル校で、マジフト大会ではナイトレイブンカレッジはここ100年負け続けている。そのせいかなんなのか、ここの生徒はロイヤルソードアカデミーを毛嫌いしていた。
ユウはロイヤルソードアカデミーは聞いたことがあったが、ボーバトン魔法アカデミーという名前の学校は初めて聞いた。
クラスメイト皆んなが騒ぐ中、ユウとグリムだけは話の内容を理解していなかった為、2人で顔を見合わせた。
するとその様子に気づいたのか、エースがこっそりユウとグリムに耳打ちをする。

「ボーバトンってのは有名なお嬢様学校。
男子校のうちと、共学のロイヤルソード、女子校のボーバトンの交流会。
んで、交流会ってのは1ヶ月くらいあるんだけどその最終日に……」

エースがまだ2人に説明をしている途中、クルーウェルのBe quiet!という声に騒がしかった教室が静かになる。
エースの説明もそこでピタリと止まった。




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