第8章 どうしようか?
「ね、アラジン…ルフって何?」
アラ「ルフは…うーん、なんて言えば良いのかな…見えないと思うけど、僕らの周りを飛んでいる白い鳥のことさ」
「あぁ、これの事なんだ。へー…」
ピンッとその白い鳥、ルフを指で弾く。
すると、ピィと鳴きながらクルクル回る。
……何気可愛いな。
アラ「凜おねえさんも見えるのかい?やっぱり、凜おねえさんは不思議だよ」
「そう?なのかな??」
アラ「うん。ところで……凜おねえさんがいた世界は、どんな所なんだい?」
「私が居たところ?うーん……聞きたい?」
アラ「うん!!」
キラキラと目を輝かせるアラジン。
ここら辺は、ちっちゃい子供だなぁ、と思う。
「よし!じゃ、長くなるかもだけど……良い?」
アラ「もちろんさ!」
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