第6章 八人将
すると、色黒のチャラそうな男の人が
笑いながら言ってきた。
シャル「聞いたぜ、凜。お前王サマ殴ったんだってな!」
ピス「思いきった事するよね~(笑)」
ヤム「でも、今回は王様に非があったんじゃなかったかしら?」
「んー……まぁ、半分以上はシンのせい……」
シン「俺は何もしていないと言っただろう!?」
大慌てで弁解するシンを見て
皆が一斉に笑い出す。
ドラ「全く、お主はまたやらかしたな……?」
シン「だから、俺は何も……!」
ヒナ「がっははは!まぁ、良いんじゃないか?」
シン「何もしてねぇよ!!」
マス「………(ボソッ)七海の女たらし……」
シン「マスルール!!おまっ!!」
最後のマスルールの言葉が効いたらしく、シンがキレた(笑)
今にも金属器(アリババに教えて貰った)を発動しそうなシンをなだめ、尚且つ皆笑う。
すると、そこに気まずそうに兵士っぽい人が入ってきた。
『あの、王様……』
シン「ん?なんだ?」
『煌帝国の船がもうすぐ到着します』
シン「ああ、そうだったな。よし、すぐに行こう」
「?こうていこく?」
ジャ「国の名前ですよ。その国の皇子が留学に来るんです」
「へー……」
この世界でも、留学とかあるんだ。
面白そうだから、見に行こうっと(笑)
私は、シンと八人将の人達についていった。