第5章 マギ＆迷宮攻略者?!

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ｱﾘ「なんか、もうほとんど見ちまったな」

ｱﾗ「そうだね。…もう帰ろうか？」

ﾓﾙ「そうですね…」

「そうだねー。帰るか」


そう言って、王宮に戻ろうとした。その矢先に、甲高い悲鳴が聞こえた。


「なっ、何?!?!」

ﾓﾙ「行ってみましょう！」

「うん！」


モルジアナと一緒に、悲鳴が聞こえた方へ走る。
いつもより、身体が軽い？気のせいかな。
後ろをふっと見ると、アラジンとアリババが急いで私達を追っている。
あれ？ちょっと速すぎるかな？
そんな事を思いながら走っていると、悲鳴の元を見つけた。なんか、ガラの悪そうな男が二人……女の人を脅している。


女『ゆ、許してください……!!』

男1『許すとかじゃねぇんだよ。お嬢ちゃん』

男2『ちょーっと付き合ってくれりゃ良い事なんだよ』


本当は、こんな揉め事に顔突っ込みたくないんだけどな。


ｱﾘ「モルジアナ、凜、やっと追い付いた……っておい！何するつもりだよ！凜?!」

ｱﾗ「凜おねえさん！」

ﾓﾙ「凜さん?!何を……?!」


そんな三人の言葉を完全に無視し、ガラの悪い男共に歩み寄る。