【ヒプマイ】We are not siblings.
第2章 nobody knows (1)
「、俺の上に跨がれ」
言われたとおり、私はするりと寝間着のズボンと下着を脱ぎ、一兄の上に跨がった。一兄は私の秘部にそっと指で触れ、既に濡れているそこを何回か擦ったあと、硬いものをあてがう。
「俺の舐めただけで、こんなに濡れちまって。本当にやらしい体してる」
「っ、そんな風に言わないで」
羞恥心を煽られて恥ずかしくなり、首を横に振ると、一兄は私の肩を甘噛みした。
「腰を下ろして、から入れてくれ」
はあっと熱のこもった息を吐き、ゆっくりと腰を下ろして一兄のソレを受け入れる。一回目よりも、スムーズに入っていく感じがした。
「っ、いいな。お前がこうして跨がって下の口で咥えてくれるの」
暗がりだけれど、さっきよりも顔と顔の距離が近くて、一兄の表情がはっきりと見えた。見ているだけで、私の体の奥が熱くなる。
一兄は下から突き上げるように腰を動かし、私の奥を深く突く。
「っ、いいのっ、からだ、ああっ」
私は一兄の肩に手を置いて、快楽の波を堪える。すると、私の腰に手があたった。
「なあ、も動かしてくれ。俺のことを、もっともっとって求めてくれよ」
「んっ……」
私は一兄の動きに合わせて一緒に腰を動かした。慣れないけれど、一緒に動かすと一段と私の奥にあたって、気持ち良くなって、思考がうまく回らなくなる。
「一兄、っ……きもち、いいっ」
そう言うと、律動が一段と早くなる。何度も何度も深く突き上げられ、私は挿れられたばかりなのに、もう達しそうになっていた。
「もう、だめそ……っ、おかしくなるッ」
「イキそうなのか?」
こくりと頷くと、一兄は私の胸の膨らみの突起を口に含んで甘く噛んだ。その瞬間、私は達してしまった。
「っやあ、あぁあんっ!!」
体をのけぞらせ、ビクビクと体を震わせると、一兄は私の腰を支えるようにして抱き留めてくれた。