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香るのは君のラベンダー

第2章 自覚


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急に新が日向のことが好きだとか言い出した。
は?ふざけんなよ。
日向のことは、俺が…………。


「それだよ。別に俺が誰のこと好きだろうと俺の勝手だろ。だけど嫌だって思ったってことは…」


嫌だってことは?
俺が日向のことを好きってことか?俺が好きだから新にとられるのが嫌だった?


「俺、日向のこと好きなのか?」

「だからそうなんじゃねぇの?嫌だったんだろ?」

「うん。そっか、新にとられたくないんだ。」

「そゆこと。」


なんかすっきりした。ストンって入ってきた。
そっか、俺、日向が好きなんだ。
なんか納得だ。
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